読書記録「戦場の魔法使い(既刊3)」檜山 大輔

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1~3巻まで読んで、連載も追ってます。

一般兵士の中に特殊能力を持つ兵士がいるタイプの戦争もので、技術レベルは第一次世界大戦ごろ。塹壕戦してたり、3巻のラストで戦車を作ってたりします。

主人公は「命を視る」能力を持つ狙撃兵。
その力のおかげで劣悪な視界の中でも敵兵の正確な場所がわかるため、「戦場の魔法使い」と呼ばれ恐れられています。
しかし異能者は他にもおり、姿をコピーする能力を持つ敵兵に潜り込まれた所属部隊は全滅。
生き残った主人公・ハルは、自分の部隊を襲った「姫様」と呼ばれる敵将への復讐を誓い、戦い続けます。


治癒能力を持ったヘタレ衛生兵にモノを爆弾化する能力を持つ上司、バケモノめいた身体能力の女忍者などの仲間たちや、例によって何か悪そうな上層部も登場。敵国側も何やら旧王家っぽい上に何か自国に思うところありそうな「姫様」(シャアかよ)とお付きのダンディ、非道なネクロマンサー能力者に彼を嫌う技術者など、魅力的なキャラクターが多い上に新キャラも続々。
ぶっちゃけネクロマンサーは他の能力に比べても性能がひとつ抜けてるような…

姫様の能力も目的もまだ謎だし、両国とも内部にゴタゴタの匂いがあるし、戦争自体も中々長くなりそうなのですが、連載の方で「最後の作戦!」とかアオリに書いてあったのでちょっと不安だったり。


とりあえず姫様お美しい。