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読書記録『竜の学校は山の上』九井諒子

漫画感想



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今月のkindleセール対象になっていたこの作品、「ダンジョン飯」で話題の著者による短編集です。

内容は主に「現実」と「ファンタジー」の混在。
それは「現実的なファンタジー」だったり、「ファンタジーな現実」だったり。

魔王を倒した勇者が田舎に帰る「帰郷」
どこかで聞いた話だけどちょっと違う「魔王」
滅んだ魔王の城を使えないか挑戦する「魔王城問題」
高度な生命体が未開の人類のためにお土産を置いて行く「支配」
日本昔話的な「代官山の嫁探し」
猿人と馬人の共存する現代社会を描く「現代神話」
稀に翼の生える人間が存在している社会の「進学天使」
表題作である「竜の学校は山の上」
そしてダメ人間が謎の社会実験に参加する「くず」

星新一作品のようにサクッと読める短編集。
個人的には後半の「現代社会にファンタジー的要素が混ざっていて、違和感なく社会に受け入れられている」というのがとても好み。
「竜の学校は山の上」で架空生物の生態などの設定を練ってあるあたりは、後の「ダンジョン飯」につながるような。。。